どうきょ 0 【同居】 (名)スル
(1)一つの家に二人以上の人が一緒に住むこと。 ⇔別居
「三世代が―する」
(2)ある家族の家にその家族以外の者が住むこと。
「兄夫婦の家に―させてもらう」
三省堂提供「大辞林 第二版」より
昨日、晩ご飯の最中にその発言は飛び出しました。
職場が遠いという話になり、新しいアパートに引っ越したところで
会社から今と同じ家賃補助は受けられないだろという話になりました。
すると、不意に(それこそ何でも何にもないことのように)
「俺は次男だけどさ、・・・」
・・・・・・出た、同居ワード『次男』!!
表情の下で激しく固まる私の横で、彼は続けました。
いま自分の父親が入院している状態では、家にいる母親が心配である。
この先父親が退院して、万が一再び入院という事態になったとき、できるだけ近くにいたい。
父親がいない状況では、母親は自分のご飯を適当に済ませてしまう。
そのような趣旨のことを語りました。
うん、分かる。分かるよ。
君が自分の両親のことをとにかく大事に思っていることはよく知ってる。
毎週お見舞いに行くくらい、お父さんのことを心配していることも知ってる。
でもチョット待て。
例えば「近くにいたい」状況になったとき、たぶん君は仕事中だよね。
君の言う「近くにいたい」状況で、実際に近くにいるのは
きっと君じゃなくて私だよね。
「ご飯を適当に」済ませているのはお母さんの意思であって、主婦歴の長いお母さんだったら、
その気になればいくらでも料理なんて作れるよね。
どうなの、そのへん。どうするの、私。
自分の親をどうするのかとか、彼の兄がどう出るのかとか、
すべてとことん後回しにしておきたい私は
「うーん、そうだねえ、うーん」とひたすら笑顔。
ついにその案件と対峙するときがきたか、という心境だ。